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千葉県 外房オフショア専門船プロフェッショナルグループ/オフショアネット

レギュレーションについて

We believe in CATCH and  RELEASE!

Releaseヒラマサ65cm以下のリリース推奨

Bag limitsヒラマサ2本・ワラサ(ブリ)5本/1DAY

キャッチアンドリリースにご理解とご協力をお願いします

外房でヒラマサやワラサなどの青物釣りが本格的に始まって20年以上の月日が経ちました。始まった当初は数釣れず、その頃より難しいイメージが色濃く根付いてしまった外房でありますが、当時は今よりはるかに多くの引き縄船がヒラマサ漁に出ていました。
伝統釣法である餌釣りの「かもし釣り」の船も沢山出ており海の中には今よりずっとずっと数多くのヒラマサが回遊し、当時は海面に沢山の魚が泳ぎ、糸を垂らせば沢山魚が釣れた記憶が多く残っています。古老の漁師の話を聞くと、いかにヒラマサはじめ魚が多かったか。それが今の日本の海というとどうでしょう?どこに行っても『昔は沢山釣れたけど』となるのでは?

各船長やアングラーの努力に釣具の進化などに助けられ今まであがらなかった30kgを越す大きなヒラマサが釣れたり数も伸びたりしましたが、海の中にいるヒラマサの数は激減しているのでないかと常々感じています。クロマグロをはじめとする日本近海の魚資源の減少はかなり深刻な問題です。我々釣り人は釣りをする以上、魚を傷めているわけなので増やすことはできないし、綺麗ごとを陳べるときりがありませんが、少しでも長く楽しい釣りができるよう最小限魚を減らさない努力をしてみてはいかがかなと思っています。それは食べたい方は必要な分だけ持ち帰る。他はできる限り、魚を傷めることなく海に返してあげることではないでしょうか?海に戻った魚が子孫を繁栄させてくれるなら、再度釣りが楽しめるのではありませんか。今ある魚を次の世代に残すことも我々の義務ではないでしょうか。そのためには皆さんの協力がないことにはありえません。

スロットリミット

小さい魚をリリースするという意識はすでに皆さん持ち合わせていることかと思いますが、大きな魚をリリースすることについてはいかがでしょう。大きくなるには幾多の試練を乗り越えてきた強さがあります。その大きくなれた遺伝子を残すために大きな魚もリリースしようということが欧米の国々ではおこなわれています。我々も大きなヒラマサを釣りたいと思うなら大きなヒラマサを釣った際には勇気を持ってリリースしてみると良いかもしれません。また、今までに何本もの20kgを越すヒラマサをリリースしてきましたが大きな魚はより丁重に扱わないとダメージを与え易いことがありました。大きさに関わらず魚を傷つけないように効率よくリリースできるような努力と研究もまた魚を掛ける技術を磨くことと同様考えていくことも大事ではないかと思っています。

外房では近年30kgから40kgを越すヒラマサが姿を見せキャッチされています。そんなヒラマサがこれからも釣れるように我々釣り船、釣り人、釣りに関わるすべての人達が自分達のフィールドを守っていくことが重要だと考えます。

日本の水産資源をめぐる水産行政の現状を考えると頭が痛いですが自分達でできることを続けていくことが必要だと思っています。

そのためにはずっと言い続け、実行していくことが大事だと思います。釣りを始めたばかりの方や、興味のない方にはわからないことも多いでしょうが、少しでも感心を持ってもらい皆で協力しながらより良い釣り場をつくっていけたら、きっと20kg30kgまたそれより大きなヒラマサに出会える可能性が広がっていくのではないでしょうか?
日本の海は古来より豊かな漁場を形成してきました。生産性の高い海に違いありません。上手く漁場の管理ができたら魚が激減することもなく魚を増やすことも容易かもしれません。

一人ひとりの意識と行動が大きな力となり、魚資源の回復へと結びつくことでしょう。

魚にやさしいリリース参考資料:Japan Game Fish Associationhttp://www.jgfa.or.jp/baglimits/release/